ホンダ レブル250のカスタム。
今回は「ラジエーターキャップ」を黒いものに交換した。
オリジナルの「ラジエーターキャップ」は汎用品のシルバー
ホンダ レブル250 Sエディションのラジエーターキャップは、オリジナルではシルバーのものが使われている。
注意書きのシールも貼ってあり、なんともダサい。
ラジエーターを始めとしてブラックで統一されているホンダ レブル250 Sエディションでは、ここだけが浮いて違和感があった。
ブラックの「ラジエーターキャップ」を購入
そこで購入したのが、デイトナのラジエーターキャップ。
カラーはレブルにマッチしたマット系のブラックで、記載される文字も必要最低限のクールなデザイン。
スペックも耐圧 1.1kg/cm2で、レブル250に適している。
耐食性に優れるED処理(電着塗装)により、ラジエターキャップが外面に露出しているオートバイでも塗装劣化を少なく抑えます。
パッキンには、耐薬品(LLC)性・はっ水性に優れたシリコーン素材を使用。
劣化が少ないため確実なシール性を持続させます。
耐圧:1.1kg/cm2
ラジエターキャップの交換は簡単だが、注意が必要
ラジエターキャップの交換は、既存のキャップを外して、新しいものにをはめ直すだけの簡単作業。
しかし、注意も必要だ。
そもそもラジエーターキャップとは
まず「ラジエーター」とは、水冷エンジンの温度を冷ますために使われる「冷却水(ラジエーター液)を冷やす機構」のこと。
エンジン熱を吸収して熱くなった冷却水をラジエターの網目から取り込んだ外気で冷ましている。
しかし、冷却水はそのままだと熱を持ちすぎて沸騰してしまう。
この沸騰を抑えるのが「ラジエーターキャップ」だ。
ラジエーターキャップの裏側に付いた弁で冷却水に圧力をかけることで沸騰しにくくして、冷却効果を高めている。
また、圧力が高くなりすぎた場合は、冷却水の一部をリザーブタンクに逃すことで減圧し、冷却装置を保護する役割も担っている。
必ずエンジンが冷えた状態で作業する
上記のようにエンジンが熱い、つまり冷却水が熱い状態だと、ラジエーターキャップには高い圧力がかかっている。
このエンジン温度が高い状態でラジエーターキャップを開けると、ラジエーターの内圧が上がっているため、中の冷却水が高温の蒸気となって吹き出し、火傷をしてしまう。
そのため、エンジンが冷えた状態でラジエーターキャップを開ける必要がある。
既存キャップのネジはしっかり外す
既存のラジエーターキャプは、いたずら防止や脱落防止のためにネジ止めされている。
このネジは非常に固く締まっているが、完全に外してからキャップを開けること。
ネジが中途半端に残った状態で無理に開けると、ラジエーター本体に傷が付く。
ラジエーターキャップは2段階で開ける
ラジエーターキャップは一気に開けるのではなく、中の圧力を抜くために、2段階に分けて回す。
まず、反時計回りに60度ほど回す。(カチリと手に感触が伝わる)
この状態で内部の圧力が抜けるを待つ。
次に最後まで回して、キャップのツメの位置を合わせて取り外す。
液漏れがないようにしっかり固定
ラジエーターキャップを付ける時は、時計回りに締まるところまで一気に回す。
締めたあとは、液漏れがないかエンジンかけて確認する。
ラジエーターキャップの交換時期
ラジエーターキャップは、内部の弁で圧力をコントロールしており、常に高温にさらされている。
そのため、劣化すると冷却不足や液漏れの故障に繋がる。
交換時期の推奨は1年ごと。
しかし、実際には2~3年は持つ。
長くても5年以内には交換したい。
ホンダ レブル250に黒のラジエーターキャップ
ホンダ レブル250に黒のラジエーターキャップを装着した状態がこちら。
ラジエーター周りが黒で統一され、精悍さが増している。
小さいながらも格好良さを高めるカスタムだ。
コメント