タイヤをホワイトレターにする / ホンダ レブル250

ブラックアウトされたカラーリングがクールなホンダ レブル250 Sエディション。

漆黒のカラーリングもいいんだけど、アクセントが欲しくなり、タイヤをホワイトレター化することにした。

ホワイトレターの2週間後、1ヵ月後、半年後、1年後の経年変化も追記。(2021/10/10)

ホワイトレタータイヤとは

そもそもホワイトレタータイヤとは、タイヤの側面にブランド名や品番などを白文字で記したタイヤのこと。

現在ではレーシングカーやSUVで使われることも多く、スポーティでアクティブなイメージがある。
一方、1970年代に流行したことからオールドスクールなイメージも残る。

そのため、タイヤの黒地にメーカー名が白く際立つ姿が人気を集め、ドレスアップの手法として確立している。

ちなみに、本物のホワイトレタータイヤの白文字はプリントではなく、白いゴムで黒のタイヤと一体化している。
タイヤのもともとのゴムの色は消しゴムのような白色。
タイヤの強度や耐久性を高めるためにカーボンを添加している部分が黒くなっているのだ。

タイヤをホワイトレターにする方法

レブル250のタイヤをホワイトレターするのは、簡単で費用もかからない。
ただし、ちょっと労力は必要。
作業時間も、塗る範囲にもよるが、2時間前後はかかる。

準備するもの

必要なものは主に以下の3点。

  • 白色の水性マーカー
  • 脱脂剤
  • 綿棒

白色の水性マーカー

白色の水性マーカーは、ポスカの細字丸芯~中字丸芯がオススメ。
黒いタイヤの上でも真っ白に塗れて、水性だが水洗いしても落ちにくい。

100均にあるポスターカラーやタイヤ専用のマーカーペンもあるが、
塗りやすさ色持ちの良さはポスカが最強だ。
(多くの先人がペンの比較検証をしたが、ポスカが最強だった)

脱脂剤

タイヤに油脂が残っていると、マーカーを弾いてキレイに塗れない。
シリコンオフなどの脱脂剤を使おう。

綿棒

塗りのはみ出しなど補修する際に綿棒があると便利。
細かな修正ができて、仕上がりがキレイになる。

塗る前の下準備

白の塗料の乗りを良くするために、タイヤをキレイにする。

まず、タイヤの汚れを水洗いする。

次に脱脂剤(シリコンオフ)で、塗る文字部分の油分を除去する。

タイヤを台所用の中性洗剤で洗うのはNG!
タイヤは路面との摩擦による磨耗や裂傷から守るため、保護成分でコーティングされている。
台所用の中性洗剤で洗うと、この保護成分が除去され、タイヤの劣化が早くなる。

塗り方

文字を塗ること自体に難しい方法はない。

白文字化する範囲によって、タイヤの印象は結構変わるので、最初に塗る文字は決めておこう。
白くしたい文字を決めたら、ひたすらペンで塗っていくだけ。

座っての作業になるが、タイヤに文字を塗る体勢は意外とキツイ。
タイヤは適時回転させ、塗りやすい位置で作業していこう。
無理な体勢でペンを持つと塗りも汚くなるし、疲れ方が半端ない。

あと、長時間屋外での作業になるため、夏の昼間の作業は避けたほうがいい。
作業も数時間かかるので、作業時間を確保してから始めよう。

キレイに塗るポイントは以下の通り。

フチから塗る

太い文字は最初にフチを塗り、次に文字の中を塗りつぶしていくときれいに仕上がる。

フチを塗る時はペン先を内から外に向けて書くと、フチがシャープに塗れる。
外から内側に向けて塗ると、外側にはみ出しやすいので注意。

細い部分はインクを流し込む

細い文字などは塗るというより、ペン先を軽く押さえ続けてインクを流し込むようにする。
毛細管現象でインクが細い部分まで流れてキレイに塗れる。

乾いてから重ね塗り

一度塗っただけでは、キレイな白にはならない。

その時は時間を置いて、塗料が乾いてから重ね塗りすると白が際立っていく。

はみ出した場合の補修

はみ出した場合でも、補修はきく。
だから、失敗を恐れず、大胆に塗っていってもいい。

塗料が乾ききっていない時は、綿棒でこするだけでも色は落ちる。
また、綿棒の先に脱脂剤(シリコンオフ)を染み込ませて拭けば、簡単に落ちる。

ホワイトレターの経年変化

完成したホンダ レブル250のホワイトレター。

その白さはどこまで維持できるのか、経年変化を追ってみた。

塗装当日

塗装前

塗装後

塗りたてなので、ホワイトレターは純白!

白文字と黒いタイヤのコントラストがハッキリとして美しい。
タイヤにヌケ感が加わって、シャープなイメージになっている。

ただ、白が目立ちすぎかなとの違和感もある。

2週間後


ホワイトレターの白がクスミはじめて、若干オフホワイトな感じの色合いになった。

純白の派手さが抑えられ、いいカラーバランス。
ホンダ レブル250 Sエディションにふさわしくなった。

1ヵ月後


オフホワイトの落ち着いた色合いになった。

派手さを抑えつつ、しっかりとホワイトレターをアピールできるカラーバランス。
格好良い!

半年後

クスミは増してきたが、まだまだオフホワイトのいい色合い。

意外と白味は長持ちしている。

1年後

洗車前

洗車後

タイヤはそれほどガシガシと洗わずに1年たったホワイトレター。

ホワイトというより、くすんだライトグレー。
ホワイトレターの存在感は、かなり弱まっている。

これもこれで味があって格好良い。
再度塗り直すか悩む色合いだ。

 

 

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