バイカーのお守り「GUARDIAN BELL / ガーディアン・ベル」。
好みど真ん中のデザインを見つけたので、妻にプレゼントしてもらった。
(プレゼントされるとお守りの効果が倍増する)
ガーディアンベルとは
ガーディアンベルはアメリカのバイク乗りの間では有名な「交通安全のお守り」。
バイクにぶら下げることで、バイクの故障や事故を防いでくれる鈴のことだ。
ガーディアンベルの由来
ガーディアンベルが交通安全のお守りになった由来としてはいくつかの説がある。
バイク事故で亡くなった仲間を偲ぶため
1930年代にアメリカのサウスダコダ州ブラックヒルズでダート・トラック・レースが開催されていた。
その参加賞として配られていた小さなベル。
これにより、ベルはバイクのアクセサリーとして定着していく。
やがて、バイクにベルを取り付けることは、バイク事故で亡くなった仲間を偲び、仲間の魂と共に走るという習慣に変わっていった。
そして、仲間の魂が守ってくれる「お守り」として用いられうようになったというもの。
なお、仲間の魂を偲ぶ目的でベルを付ける場合は、ハンドルやスイングアームの左側に吊るすのが作法となっている。
道路の悪魔を追い払うため
道路には道を走るライダーにイタズラをする悪魔(Evil Road Spirits もしくは Gremlin)がいると信じられている。
道路の悪魔はベルの音色が苦手なため、ベルを鳴らしながら走ると道路の悪魔は逃げていき、事故や故障が防げるというものだ。
または、ベルは道路の悪魔たちをベルの中に閉じ込め、美しいベルの音色で悪魔を道路から追い払うことで、バイクから事故や故障を防ぐというものだ。
アメリカでは、こんな話も伝わっている。
バイクには故郷の孤児院にいる子どもたちへのクリスマスプレゼントを積んで。やがて砂漠の夜の道に差し掛かる頃、前方に小さな生き物が群がっているのを発見した。
人間にイタズラをする「グレムリン」だ。
グレムリンはバイクの前輪をパンクさせ、初老のライダーは激しく転倒して道路に投げ出された。
ライダーは一瞬の気絶から意識を取り戻すと、グレムリンの群れがゆっくりと近づいてくるのを目の当たりにした。
彼は倒れたバイクの横に散らばる荷物をグレムリンに投げつけようとした。
その時、手に持った荷物から「リンリン」と澄んだ音が鳴り響いた。
クリスマスプレゼントのトナカイのおもちゃについたベルの音だった。
すると、グレムリンは歩みを止め、耳をふさいで苦悶の表情を浮かべていた。
ベルの音を苦手としていたのだ。
ライダーがベルを振り続けると、グレムリンは逃げていった。初老のライダーは、グレムリンの魔の手からは逃れたものの、転倒時の痛みが激しく、動くことができなかった。
そこに2人のライダーがバイクを走らせ近づいてきた。
2人のライダーは砂漠の真ん中でベルの音を聞きつけ、不思議に思ってやってきたのだ。
そして、初老の男を助け、パンクも修理してくれた。その夜、3人はキャンプを張り、夜を明かすことにした。初老の男はお礼のお金を渡そうとしたが、2人は受け取らなかった。
そこで、2人のライダーが眠っている間に、彼らのバイクにベルを取り付けることにした。
ベルの音色で、グレムリンに襲われることがないように。翌朝、2人のライダーは初老の男とは反対方向の道に走り去っていった。
マフラー音の中にベルの音を響かせながら……。
プレゼントされるとお守りの効果が倍増
BRAVO BELLS のガーディアンベル
私が選び、妻にプレゼントしてもらったガーディアンベルはMaid in USAの「BRAVO BELLS」のガーディアンベル。
その「KING SKULL DIAMOND BELL」。
王冠をかぶった髑髏のベルだ。
緻密で迫力あるデザインはもちろんだが、一番惹かれたのは「真っ赤に燃える瞳」。
この真っ赤に燃える目がとにかく迫力があり、格好良い。
これなら道路の悪魔も恐れをなして逃げ去ること間違いなしだ。
BRAVO BELLS / DIAMOND BELLS
BRAVO BELLSには「DIAMOND BELLS」というシリーズが有り、これらの目には赤や緑のラインストーンが埋め込まれている。
他のガーディアンベルにはないディテールで、どれも凄まじい格好良さを放っている。
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ホンダ レブル250にガーディアンベルを取り付け
ガーディアンベルを吊るす場所は、できるだけ低く、道路に近いほど良いとされている。
その方が道路の悪魔を吸い込んだり、追い払ったりするのに効果が高いためだ。
ホンダ レブル250への吊り下げ位置
ホンダ レブル250のどこに取り付けるかで色々悩んだ。
できるだけ低い位置はもちろんだが、やはり乗車していて目に見える場所にしたい。
最終的には、バイクのホーンの位置に決めた。
ホーンを取り付けるプラスチック部分にちょうど穴があり、そこにベルを止めるリングがうまい具合にハマった。
しかも、ガーディアンベルの真っ赤な目がしっかりと前を睨んでくれる。
そして、乗車位置からもベルが見える。
走るとかすかにベルの音が聴こえてくる。ような気もする。
とにかく格好良く、安心感も高まるアイテムだ。
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