御神木に癒やされ、スサノオに奮い起つ
埼玉県のなかで最も敬愛する神社「鎮守氷川神社」です。
参拝したきっかけは迫力のある「御朱印」でしたが、抱きついて元気がもらえる「御神木」、軽い登山感覚が楽しめる「富士塚」、霊験あらたかな八つの「小社」など、数々のパワースポットに魅了されました。
2本の御神木
鎮守氷川神社には御神木が2本あります。
縁結びの木「夫婦椋」と元気を頂ける「大欅」です。
特に「大欅」は御神木にふさわしいパワースポットになっています。
夫婦椋
境内中央に立つ 椋 / ムクノキ。
2本の木が根本で1つに結ばれていることから、「夫婦椋」として縁結びの木として祀られています。
元気の木 大欅
社殿の裏にそびえ立つのが、私の大好きな御神木「元気の木 大欅」です。
樹齢四百年以上を誇る 欅 / ケヤキ で、幹は太くたくましく、枝は社殿に覆いかぶさるように繁り、力強く静謐に神社を守っています。
御神木の大欅には抱きつくことができ、「大いなる力をいただける」と伝えられています。
気が枯れた状態(悩み・ストレス・疲れ)、これを『気枯れ=穢れ(けがれ)』といい、力をいただくことにより『元の気=元気』になるのです。
実際に御神木に抱きつくと、ひんやりとした樹肌に心身が清められ、樹の内を流る精気に元気が頂けます。
自分が御神木を抱きついているというより、御神木に自分が抱きしめられている、そんな感じがします。
元気をもらいたいとき、疲れたとき、癒やされたい時に参拝し、抱きしめられたくなる御神木です。
パワースポット 富士塚
境内には小さな山「富士塚」があります。
富士塚は、富士山に登ることと同じ霊験があり、登頂することで安産・子育て・家内安全・厄除け・病気平癒などの心願成就がなされると伝えられています。
富士塚の頂上には「撫で犬」が祀られています。
撫で犬は、母犬をなぜると安産、子犬は子育てと子宝、親子を両方なぜると家内安全のご神徳があります。
塚自体は小さなものなので、1分もかからずに頂上まで登れますが、一歩一歩を心を込めて登りたくなります。
また、山頂からの景色にも癒やされます。
ちなみに、この富士塚は「月三講」という講社(同じ神仏を信仰している人々で結成している団体)が万延元年(1860年)に築造したものです。
八つの霊験あらたかな小社
鎮守氷川神社の境内には八つの霊験あらたかな小社があります
- 浅間神社(育て・安産・火防)
- 弁天社(延寿)
- 磯前神社(病気平癒・安産・福の神)
- 不動尊堂(大願成就・無病息災・災難除け)
- 天神社(学問・書道・和歌・受験合格)
- 三峰神社(夫婦円満・火防盗賊除・除災招福)
- 稲荷神社(五穀豊穣・商売繁盛・工場安全・家内安全)
- 古峯神社(除災招福)
浅間神社の小社は富士塚の麓に、その他の小社は本殿を囲むように建てられています。
本殿に参拝後、これらの小社にお参りするのも楽しみのひとつです。
御朱印
鎮守氷川神社の御朱印は、祭神「素盞鳴命(スサノオ)」をデザインした迫力あるもの。
「氷川神社」の書体も躍動感と迫力に満ち溢れ、大好きな御朱印です。
また、通常版以外にも時期ごとに限定の御朱印が頒布されています。
季節の御朱印
通常の御朱印は、鎮守氷川神社の墨書とスサノオの版が押されたものとなります。
スサノオの印の色は季節ごとに変わります。
- 春(4~6月):緑
- 夏(7~9月):青
- 秋(10~12月):赤
- 冬(1~3月):紫
そして、四季(4色)揃うと、「金のスサノオ」の御朱印がいただけます。
私は春、夏、冬は頂いたものの、「秋」だけがまだ頂けていない状態(2022年1月現在)。
年末の忙しさに参拝できないうちにコロナ渦に入り、浄書ではなく御朱印紙での対応となってしまいました。
最後の御朱印と金のスサノオの印は、やはり浄書でいただきたく、再開を待っている状態です。
クシナダヒメの御朱印
スサノオの印の代わりに稲田姫命(クシナダヒメ)の印を押した御朱印です。
数字の揃った縁起の良い日(8月8日、9月9日など)にのみ頒布されます。
例大祭限定御朱印符
例大祭の時期(10月中旬)に頒布される限定の御朱印です。
神話をモチーフに八岐大蛇などが迫力いっぱいに描かれています。
お正月限定御朱印符
お正月に頒布される限定の御朱印です。
その年の干支とスサノオが描かれます。
御朱印帳
鎮守氷川神社は特別な御朱印帳でも人気。
御朱印帳は2種類あり、そのうちの1つ「スサノオ」は頒布日が決まっている限定版です。
御朱印帳「スサノオ」
日本を代表するアーティスト 横尾忠則氏がデザインした御朱印帳。
スサノオと朝日を豪華絢爛に描いた原画を特殊な織機で再現しています。
こちらの御朱印帳はいつでも買えるわけではありません。
頒布日は決まっており、毎月15日に100冊限定で販売されています。
常に人気のため、頒布日は早朝からの参拝が必要。
購入難易度は高めです。
私もいつかはいただきたい御朱印帳です。
御朱印帳「石見神楽」
常時頒布されている御朱印帳。
表紙にはスサノオのシルエット、裏面には本神社の御祭神「スサノオノミコト」と「クシナダヒメ」の夫婦神が描かれています。
表紙の色は鶸色(ひわいろ)といって、鎌倉時代の武士が礼服に用いられるなど日本の伝統色です。
基本情報
鎮守氷川神社
鎮守氷川神社(ちんじゅひかわじんじゃ)は埼玉県川口市青木にある氷川信仰の神社である。
登記上の宗教法人名称は氷川神社(ひかわじんじゃ)。
元の下青木村の鎮守であり、旧・青木村の村社である。
横尾忠則作の絵画、「自立の炎」が奉納されている。
住所 | 埼玉県川口市青木5-18-48 |
HP | http://chinjyu-hikawa.or.jp/ |
祭神 | 素盞鳴命、櫛稲田姫命 |
社格 | 村社 |
創建 | 応永年間(1394~1428年) |
本殿 | - |
別名 | 鎮守氷川神社、青木氷川神社 |
例祭 | 10月20日 |
御朱印受付 | 9:00~16:30 |
https://www.instagram.com/hikawa_lab/ | |
- | |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
コメント