東京マラソン2015で最大の楽しみだった「ウェアラブルトマト・トマタン」。
カゴメと明和電機が共同開発した「カラダにつけてマラソンができるトマト補給ロボット」だ。
トマトは、マラソンなどの激しい運動で発生する体に良くない「活性酸素」を減らす働きがあり、スポーツ時の栄養補給に最適な食べ物なんだとか。
そのトマトにモバイル性を持たせて、マラソン中でも手軽に補給できるように開発されたのが「ウェアラブルトマト」というわけ。
https://www.youtube.com/watch?v=oUXj5bZcNaY
そのトマタンを背負って走る勇姿、トマトを補給する瞬間を観たかったのに、東京マラソンでは登場しなかった。
なんでも東京マラソンのガイドラインに反するためらしい。
東京マラソンのガイドラインを見ると以下の記載がある。
東京マラソン競技中の服装などに関するガイドライン
1. 他の競技者を傷つけたり、転倒させたりする恐れがあるなど、他のランナーに対して危険と思われる服装や携行品を身に着けたり、
顔全体を覆うこと
(例)
・剣や棒、甲冑、リベットを打ちつけた服など、接触により他のランナーを傷つける恐れのある服装、着ぐるみなど
・のぼりや旗など、長いものや大きいものを持ったり、背負ったりすること
・裾の長いスカートや着物など、転倒の恐れが高いもの
・複数のランナーが連なるなど、他のランナーの進路を妨害する可能性の高いものetc
確かに鉄の固まりで重さもあるトマタンは、
ランナーと接触すると怪我をさせる危険性もあるし、ちょっと長めで大きいから、転倒の恐れもあるなーと。
ランナーとぶつかってコケた日にゃ、コースはトマトだけでなく、血でもグチャグチャになりそう。
というわけで、東京マラソンではガイドラインに沿った「簡易版ウェアラブルトマト・プチトマタン」が出場して、見事完走してました。
なお、トマタンは東京マラソンの前日に開催されたランニングイベント「東京マラソンフレンドシップラン」で実走したとのこと。
これはこれで凄い。
約5Kmとコースは短いものの、重量約8Kgのウェアラブルトマトを担いで走ったんだから。
ちなみに、ウェアラブルフルーツでは、
Dole も 「ウェアラブルバナナ」を開発(?)していた。
ただこちらは、バナナを腕に装着することで、
タイムや心拍数、応援メッセージを表示し、最適なバナナ補給タイミングも表示できるというもの。
ただ、食べちゃうと使えなくなるというところは残念。
アイデアと話題性では、カゴメが何歩もリードしてたなって感じ。
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